Windows XP/Vista/7 移行プログラム

サポート切れは危険です

サポートの終了するWindows

サポート期限

広く使われたWindows XPやWindows 7はサポート期間を過ぎています。 これらのOSのサポート期限は以下の通りです。

OSメインストリームサポート終了日延長サポート終了日
Windows XP SP32009/4/152014/4/8
Windows Vista SP22012/4/102017/4/11
Windows 7 SP12015/1/132020/1/14
Windows 8.12018/1/92023/1/10

Windowsのサポート期間には「メインストリーム」と「延長サポート」があります。

メインストリームサポート期間ではセキュリティに関する更新に加え、新しいWindowsコンポーネントやService Packの提供、有償・無償のサポート、機能的修正プログラムの提供が行われますが、延長サポート期間ではセキュリティとバグに関する更新、有償のサポートに限定されます。

サポートが終了するとどうなる?

周辺の状況がなにも変わらないと仮定すれば、なにも変わりません。 言い換えれば、変わらなくなり、変えることができなくなります。

しかし現実はそうではありません。

周辺状況は変わり続けていきますから、変化するごとに「できないこと」が増えていきます。 サポート期間が終了してしまう前に移行について用意しておく必要があります。

さらに延長サポート期間が終了すれば、セキュリティ更新も行われません。 そのような状態になればコンピュータは想像をはるかに越えた脆弱な箱になります。

たとえば、2017年にWi-Fiの暗号化プロトコルWPA2の脆弱性が発見されました。 この問題は発表される以前にWindows7以降についてアップデートが提供され、解決していますが、 Windows Vista以前については提供されていません。

つまり、Windows VistaやWindows XPにおいてはWi-Fiで接続すると丸見えになり、場合によっては乗っ取られてしまったり、気づかないうちに偽の情報を奪われクレジットカードなどの情報を抜き取られる可能性もあります。

なぜ変えるのか

Windowsが新しくなるのは、必ずしも商業的な理由だけではありません。

言ってみれば、「世界は変わり続けているから」ということです。

Windows 95においては、USBが存在していませんでした。 様々な周辺機器は、それぞれ専用の方法で接続していました。

Windows 98においてユーザーという概念が導入され、ログオン時にパスワードを設定することができるようになりました。 ただし、実際にはパスワード認証は必須の要素ではないため、パスワードを知らなくてもログオンできましたし、 他の人のファイルでも自由に見ることができました。

さらに、ユーザー認証が見かけ上の機能でしかないため、インターネットから接続できるようになっているコンピュータは、その時点で本質的に防壁もなく乗っ取ることが可能な状態にありました。

Windows 2000からはユーザー管理が登場し、他の人のファイルを自由に見ることはできなくなりました。 しかし、依然としてアクセス制御はなく、侵入の緒さえあればなんでもやり放題という状況は変化していません。 これはWindows XPにおいても同様であり、Windows XPはいともたやすく侵入でき1、かつ侵入してしまえば無制限になんでもできる状態になります。

変えなければならない大きな理由としては以下のふたつがあります。

ひとつは、重大な問題があるものの、構造上解消不可能なケースです。 構造を変えるためには作りなおす必要があり、現在の延長線上に作ることができません。 Windows 98までのユーザー管理が存在していないという問題は、Windows 98のままでは解消できなかったのです。

もうひとつは、今あるものを残したまま変更することは難しいということです。 これは、「一度料理にしたものを使って別の料理を作るのは難しい」ということと似ています。 もちろん、応用やアレンジ、追加によって別の料理に転用することはある程度できますが、そのようなことは常に行っています。 しかし、途中で完全に分岐してしまった別の料理(たとえば、焼き鳥にしたものを蒸し鶏にするような)に変更することはより困難ですし、一度料理にしたものを別の料理にしたあと、さらに別の料理にするのはやはりより困難になります。

このために、設計しなおし、作り直す必要があるのです。

サポート期間を無視して使い続けることは、あなたや、他の人に対して重大な被害をもたらす可能性があり、してはなりません。 これは、「お酒を飲んだら運転してはいけない」ということと、同様の問題です。 確実かつ重大なリスクがあるにも関わらず、それを無視して強行してはならないということです。

Mimir Yokohamaでできること

もちろん、Mimir YokohamaでMicrosoftにかわってWindowsのサポートをすることはできません。

Mimir Yokohamaでは移行が難しい、あるいは不安なケースにおいて、調査を行い、移行・運用方法についてご提案し、あるいは構築します。

およそ、次のような考え方になります。

新しいWindowsの利用

調査の結果、現在の要件が新しいWindowsで機能することが判明した場合は、 新しいWindowsに引き継ぐことがお勧めです。

新しいWindowsで要件を満たす環境構築を支援します。

従来のハードウェア/ソフトウェアの継続使用のほか、代替品の採用なども検討可能です。

リプレース

新しいWindowsマシンを導入し、置き換えます。

ほとんどの場合、Mimir Yokohamaの支援は必要ないと思われますが、マシン選定や環境構築などのサポートが可能です。

アップグレード

現在のマシンに新しいWindowsを導入します。

導入がリプレースと比べて難しく、トラブルも起きやすいこと、 また導入に当たってパフォーマンス的にどういった結果になるかということを検討しなければならないことから、 Mimir Yokohamaではそうした部分の支援も行います。

Linuxの利用

WINEによるWindowsリソースの利用を含めた手段によってLinuxで要件が満たせる場合、Linuxを使用するという選択肢があります。

これは、ハードウェアの継続使用によるコスト削減という意味もありますが、台数が少ない場合は成立しません。

廃棄資源の抑制か、もしくは“Windowsとの付き合いをやめたい”という考えに基づくでしょう。

資源的理由

買い替えはせず、しかしながらWindowsアップグレードには適合しないという場合において、現在使用しているコンピュータに合ったLinuxシステムを構築し、継続使用します。

Mimir YokohamaではLinuxに移行するための調査に加え、その環境構築と古いコンピュータに合わせた各種選定・調整作業を行います。

多くの場合、買い替え費用抑制のために行われますが、 リースからの買い上げ等で、同型のコンピュータが多数あるという環境でなければそのメリットはないと思われます。 これは、サポート切れになるほど古いコンピュータであれば、新しい安価なコンピュータを購入しても性能が下がる心配はあまりしなくてよいこと、 加えて作業費用がそれなりに高額であり、安いコンピュータを下回ることはないことからです。

何らかの理由でコンピュータの廃棄を抑制したい、あるいは同型のコンピュータが多数ある場合に有効です。

環境的理由

「もうWindowsはやめたい」「Windows 7までは好きだったけれどWindows 10はなじめそうにない」といった場合のその他の選択肢としてLinuxをご提案致します。

これを機にLinux移行ということですので、新規マシンでのLinux利用も視野に入れたものであり、 Linux系授業もセットでご提案させていただきます。 そのため、この選択は「コスト抑制」のためではなく「積極利用」のためのものです。

旧Windowsの継続的利用

新しいWindowsでもLinuxでも機能要件を満たせないような場合に、可能な限り安全に使用するためのシステム構築やポリシー作成を行います。

仮想マシンの利用や独立化ネットワーク/ゲートウェイの構築などにより、継続使用でのリスクを現象させると共に、マシン故障などによる可用性低下への対応を準備します。

料金

お話のみでのご提案を行うコンサルティングは5万円となります。

現行調査や移行検証等を行ってのプラン作成は規模と要件数により、20万円から200万円となります。 (多くの場合、20万円で収まります)

構築等の費用はご相談ください。


  1. Windows XPはマシンにアクセスできる場合、2分かからない程度で侵入できます。