アナログを置き去りにしないIT

デジタル人間なんて言われがち

コンピュータに精通すると必ず言われるようになることでもあります。

「なんでもコンピュータ」とか「デジタル人間」とか、「ゲーム好き」とか。

しかしそれはあまりにステロタイプに過ぎます。 確かに私達は多くの人よりもずっと長い時間コンピュータと向き合っています。 しかしながら私などどちらかといえばアウトドア派ですし、アナログデバイスも大好きです。

Mimir Yokohamaにおいて「その場その場の最適解が見える」ことは必須のスキルです。 それは、コンピュータで解決することだけを考えていては見えてきません。問題を正しく単純化しようとするとき、問題がコンピュータを使わないことでよりシンプルに解決できる場合も少なくありません。

そのような可能性を見逃してしまうようでは「あなたにぴったりのIT」とはとても言えません。 柔軟な発想力はなくしてなりたたないものなのです。

アナログだって大好き

私は絵のお仕事をしていたこともあります。 (文章のお仕事をしていたこともあるのですが、そのときは最初からワープロやパソコンでした)。

その影響もあり、私は文房具や紙が大好きです。ややマニアと言ってもいいくらいです。

まずホワイトボードは欠かせません。 ハッカーたちの会議室には椅子はなくてもホワイトボードはあるものです。 狭いところに置いてあるためぼこぼこになってしまっていますが、かなり大きなホワイトボードです。 (これは開発中のAIのデザインと考え方に関する解説をしているものです)

ホワイトボード

文房具も凝るほうで、高級なものより使いやすいものを好みます。 手帳はアナログ派で、フェルト製の大きめのものを使っています。

ボールペンはシグノ、シャーペンはTect 2way、蛍光ペンはJUSTFIT。 また、筆ペンの「筆まかせ」は簡単に美しく書けるのでとてもお気に入りです。 メモ帳やルーズリーフリフィルも滑りがよく書きやすいものを選んでいます。 万年筆はカクノ。以前はもうちょっと高いのを使っていましたが、それほど出番がないので(手紙で使うにも太すぎる)今はこれだけです。

手帳はアナログ派

このほかにも「気になった文房具はついつい買っちゃう」ほうで、かわいい文房具なども買いがちです。 100円ショップのノートは気になるデザインのものが多いのでついつい買ってしまいます。もちろん、使っています。

100円ショップのノート

実は美文字属性もちで、そこそこ綺麗な字を書いたりします。 手紙もよく書きますよ。

皆様への感謝の言葉

画材に関しては一部の方にとっては垂涎ものでしょう。 コンテナ数個分は画材はあるのですが、ぱっと手に取れるところめにあったものではファーバーカステルの色鉛筆とDr.マーチンのカラーインクはかなり本格的に描いていたことを感じさせるものだと思います。 (もっとも、これは絵を描いていた次期としては末期に使い始めたもので、あまり使っていないのですが)

画材

紙も好きなので、名刺の紙もこだわっていて、Mimir Yokohamaの名刺は王子製紙のOKウルトラアクアサテンという超高級印刷用紙(メーカーによる表現)の220kg(かなり厚手)を使用しています。 さらにいえば、Mimir Yokohamaとは代表が同じ音楽プロダクションのHaruka Soundの名刺はハイマッキンレーポスト1の260kg、個人的な活動で使用している名刺はドリームファンシーというちょっと変わった紙を使用しています。 いずれも白色でグロス感のある紙ですね。

アナログも強力なツール

例えばしばらく出かけることになり、幼子に書き置きを残すとします。 この場合、デジタルとアナログ、どちらが良いでしょうか?

書き置きやメモにおいてはデジタルとアナログで代替の効かない特性があります。

デジタルメモを残すことは、「外出先でもリアルタイムに情報を残しておくことができる」というメリットがあります。 例えば、今家にいるのか、あるいは出かけているのか、家の鍵は、などの情報を共有できるわけです。 これは難しいことではありません。グループウェアを使わずともDropboxなどでもできますし、なんならLINEでも良いでしょう。

また、「帰宅後必ず触る」という条件が成り立つなら、見落とす可能性があるアナログメモよりも、共有のタブレットなどに残しておくほうがいい可能性もあります。

しかし、デジタルデバイスはそれなりに高価ですし、重量もあり固定はそれなりに難しさを伴います。

しかし、付箋を使えばテーブルの上、冷蔵庫、トイレなど「そのメモを残しておくのに適した場所に」「最小限の情報を」簡単に残すことができます。

結局は適材適所です。重要とされることはなにか? 必須の要件、少なくともこれだけは機能しなければならないこと、そしてあればよいことには優先順位。 「最適」とはそういうことですし、「最適なIT」もこれなくてしては成り立ちません。

私たちはアナログの手段も排除しません。常に頭の中にあります。 それどころか開発系ですら、「すべてプログラムに任せる必要はあるのか」「ここで人の手をいれたほうが速く、少ないコストで良い精度が出るのではないか」ということは常に考えています。2

Mimir Yokohamaは真に「最適な」「あなたのための」ITを本気で追求しています。 そこには手に馴染むこと、手段を予め限定しないことも含まれています。


  1. 高級印刷用紙としては結構有名なもので、化粧品のポスターやプロ野球のポスターなんかにも使われています。↩︎

  2. もちろんサーバープログラムではそのようなことは考えませんし、最初から結果までを気にせずにいられるフルオートメーションが必要な場合には選択肢に入りません。↩︎

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